また1年がめぐって来た
先週1週間
有楽町交通会館では3回目のグループ展だった
描いた絵を観ていただくというのは
その絵を完成させるまで
その絵にどう向き合っていたかを観ていただく事だから緊張する
いや
完成というと語弊がある
まだまだ
どの作品にも気になっている箇所はある
小品ばかり5点の油彩画
2点は予備で持参したのだったけれど
会場全体のバランスから全部を展示することになった
展示は
出品者に展示のベテランが居るので
全ておまかせ
なにしろ
その作業はとても手馴れたもので
あっという間に配置が決まり
絵と絵の間(ま)の取り方や
高さなど
迷う事なく
たんたんと事は進み
瞬く間に済んでしまう
ベテランが加わっていると
ほんと、有り難い
昨年は、「3.11」の翌日、3/12から開催だった
節電で通路は真っ暗
他のギャラリーや店舗は中止や休業の看板が出ている所が多かったし
当然ながら、人通りはほとんどなく
寂しい限りだった
そんな思い出話をしながら
今年も開催できた事を喜んだ
今回ほど
絵を描くという事を
生活のなかに持っていて良かったと思った事はなかった
今回ほど
作品にじっくり向かい合えた事もなかった
我が作品を眺めて
しみじみそんなことを思って喜んだ
さて
来年もやることになった
今度はどんな作品をみんなが持ち寄るだろうか
そんな楽しみもひとつ創ることが出来た
願うのは
地震の不安が残っている今
これから1年間
描ける環境であって欲しい
グループ展を無事に終えて
そんなことを思っている
「青い花」3号
「とく子さん」サムホール
「フランネルフラワー」6号
「読書」3号
「花とラ・フランス」3号
いずれも油彩 画・前田洋子